株で失敗続きの方必見!イチオシの運用ツール紹介

株で失敗してしまう理由「その1:マインド(メンタル強化)」

≪株式投資の失敗者はギャンブラー≫では、株の失敗の多くは、投資ではなく運に身を任せたギャンブルが原因だと説明しました。

本人は気付いているかどうかはともかく、初心者の方は、「早く稼ぎたい」「もっと資金を増やしたい」「負けを取り戻したい」という欲や焦りから、冷静なトレードができなくなって株で失敗してしまうケースが非常に多いように思います。もし、あなたが熱くなりやすい性格なら、思い当たるトレードがいくつもあるはずです。

いくらファンダメンタルズ分析やテクニカル分析を勉強しても、肝心の精神的な部分で失敗してしまっては意味がありません。おそらく、初心者の失敗理由で断トツに多いのは、この「マインド(メンタル)」による失敗だと考えられます。

株式投資失敗の犯人はこれだった!

行動心理学で「バイアス」と呼ばれるものがります。
感情バイアス・確証バイアス・自信過剰バイアスといった言葉を聞いたことがありませんか?

バイアスとは、”個人の先入観に基づき、自分に都合の良い情報だけを集めて、自己の先入観を補強してしまう現象”を言うようです。簡単に言えば、脳は、自分勝手な物の考え方をしてしまうように作られている訳ですね。

株で失敗してしまう理由は、この「バイアス」の仕業だった!?

株式投資をはじめたばかりの初心者さん達が、株で失敗してしまうのは、「バイアス」という人間の脳のイラズラによって引き起こされている事が大半と言われています。私も、何回この脳のイタズラによって失敗したか分かりません。

私は株式投資をはじめた時に、四季報を読めるようになって、ファンダメンタルズ分析が出来るようになり、移動平均線・ボリンジャーバンド・MACD・一目均衡表などのオシレーターを使いこなしテクニカル分析に強くなれば、完璧!株で失敗することはないだろうと思っていました。

しかし、そうした知識や小手先のテクニックを強化する前に、習得しなければいけない”もっと大事な事“があることに気づかされました。それが「マインド(メンタル)」です。

具体的に株式投資失敗パターンをいくつか挙げて説明します。
次の失敗パターンを見てみてください。皆さんも経験あるんじゃないでしょうか?

株式投資の失敗パターン1

これは、短期的トレード(デイトレードなど)に興味を持った、株初心者の負けパターンの典型例です。

トレードを繰り返せば、負けてしてしまう日もありますよね。ここでイタズラ好きのバイアス君が耳元で囁きます。「このまま負けたままでいいのか?今すぐ負けを取り戻せ!」「負けを取り戻す為に掛け金増やせ!うまくいけば直ぐに損を取り戻せるよ!」と。

負けを取り戻そうと、掛け金を増やした事ありませんか?

「負けたら倍プッシュだ!」って奴です。

負けを取り戻そうと、いつもより、大きな値動きをする銘柄を選んだり、いつもより、株価が高い銘柄を選んだり、単元数を増やして大きく張ったりした経験はありませんか?それが、バイアスが掛った状態です。

私も株を始めた頃は、早く稼ぎたい!という思いが強く、値動きの激しい銘柄に手をだして大火傷をした経験があります。特に大きく負けた時に発症する脳の発作で、感情的なバイアスが掛かった状態です。

負けたら次は掛け金を増やすやり方は、「マーチンゲール法」といわれ、行きつく先は「破産」と言われています。負けたら、次のトレードでは資金を減らす「逆マーチンゲール法」こそが、正しい運用方法と言われています。

(※逆マーチンゲール法について、もっと詳しく知りたい方は、『システムトレード 基本と原則(著書ブレント・ペンフォール)』をオススメします。絶対に読んでおくべきトレード本の一つだと思います。)

たいていの人は、ある程度負けると諦めて株式投資で失敗したと相場から離れていきますが、全財産を失うまでドツボにハマってしまう人もいるほどですから、カーっと熱くなってしまう人は要注意です。

カジノやパチンコの胴元が絶対に儲かるのは、人の脳には、こうしたバイアスが備わっていて、勝手に自滅してくれるからです。

株式投資の失敗パターン2

これも株式投資失敗のよくあるパターンです。パターン1は熱くなって冷静さを失ってしまう事例だったのに対し、こちらは現実逃避型のバイアスです。

上がると思った株が下がってしまい、ガッカリしてしまう事ってありますよね。「私の株は下がるわけがない。」「今日は下げたけど、そのうち戻ってくるはず。」と神頼みをしてしまった経験はありませんか?

人間は精神的な苦痛を与える事実を受け入れたがらないそうです。そのため、損する・負けるという事実から逃げようと、このようなバイアスが掛かるそうです。

さらに強力なバイアスが掛ってしまうと「ここまでマイナスを我慢したんだ。もう少し保有していれば上がるはずだ。」「もう1単元追加すれば損失は半分になる。半値戻せばトントンまで持っていけるからナンピンしよう。」というような強烈なバイアスが掛ります。

最初にご紹介したケース1と異なる点は、一過性の感情ではなく、長期間、繰り返し続けたことによって、より、強化されてしまう点です。ゆえに、時に取り返しのつかない事態になってしまったりします。

人の脳には、「金銭的」「時間的」「精神的」な投資を繰り返し行うことで、現実逃避型のバイアスが二重、三重と何重にも強化されてしまう特性があるようです。

・保有株を損切りしたいけど損切りできない。
・分かっていても同じことを繰り返してしまう。

こういう心理状態・心理効果のことを心理学では「コンコルド効果」と呼ぶようです。ナンピン・塩漬けを繰り返してしまう人の心理状態そのものではないでしょうか。

コンコルド効果
コンコルド効果(Concorde effect)とは、投資の継続が損失拡大につながることがわかっているにもかかわらず、これまでの投資で失った金額や時間などを惜しんだり、損失を確定させることを忌避したり、損失による責任をとることを避けたりするために、継続した投資をすること。会社を潰してしまう経営者、借金してまでもキャバクラ・ホストにハマってしまう人、DV彼氏と別れられない人などの心理そのものですね。

株式投資の失敗パターン3

次は、勝ちまくって調子に乗ってしまうお調子者のバイアスを紹介します。
勘違いバイアスと言った方が分かりやすいかもしれません。

連続で勝ってしまうと「この投資法は正しかったんだ!私の銘柄選びは絶対に正しい!」と、つい調子に乗ってしまうことがあります。こういう精神状態を自信過剰なバイアスが働いた状態と言うそうです。タイプとしては、自己中心的な方、負けず嫌いな方、承認欲求が強い方よくみられるバイアスらしいです。

SNSでのトレード自慢も、自信過剰バイアスの仕業かも?

株式相場が盛り上がり上昇トレンドに入ると、ブログやTwitterなどで、自身のトレード記録を公表する方が大勢現れます。勝っていることに気をよくして、「いくら勝った!」「今、買った!売った!」と、一喜一憂している訳ですね。

相場が上昇トレンドにある時は、株初心者でも運よくプラスになっているだけなのに、それを、自分の実力で勝っている。と勘違いして場合が殆んどです。少し、ドキッとした方は、このバイアスに掛かりやすい性格かもしれませんので注意するようにしましょう。

株式投資でも同じことが言えるのでは?

自分の想定以上に資金が増えた為に、計画性を失い、投資金額を増やすなどしてペースを乱してしまった人を大勢知っています。プロの中には、「勝って兜の緒を締めよ」という格言を戒めにして、勝ちが続いたら相場を休むというプロトレーダーもいるほどです。

相場には常に謙虚な姿勢であり続けることが大切

株式投資をする上で、自信を持って投資することは悪いことではありませんが、間違った方向に自信を持つと、たいへん危険です。人間は、基本的には近視眼的な生き物です。調子に乗っているな?と感じたら、少し休むのも効果的です。

株式投資失敗の対処法

私は長期的な塩漬け経験こそありませんが、全てのバイアスに掛かって大失敗したことがあります。感情的なトレードを繰り返せば、みるみる資金を減らしてしまうだけですので、くれぐれも注意しましょう。

熱くなってしまった人は、冷静になれるまで相場を休む、精神的に楽な金額にまで投資資金を減らす、など、一度相場から距離を取ったり、ストレスを感じない金額まで投資額を減らしたりして、対処するのが効果的だと思います。

株初心者の方は、目先の失敗・損失を気にし過ぎ

株初心者の方は、目先の失敗・損失に過剰反応してしまいがちなので気を付けましょう。

株式投資で失敗する人は、目の前の1回の勝負に全力になりがちですが、株で成功する人はトータルの成果で考えてます。負けたくないと躍起になることは悪いことではありませんが、数分先の株価を百発百中で当てることはプロのトレーダーにもエコノミストにも不可能です。プロ達でも勝率50%未満ということもザラで、今日勝てるかどうかすら分かってはいないのです。

つまり、「トレードの半分は損するトレードである」と始めから割り切ってしまうくらいがちょうどいいと私は思っています。中級者以上のトレーダーは、株は「勝率」でないことを知っています。しかし初心者は、目の前の勝負で勝つことばかり考えてしまうのです。

勝つことばかり考えず、負け方に目を向けてみよう!

少し、逆説的に考えてみましょう。

あなたは、勝率60%の凄腕トレーダーだとしましょう。皆が憧れるほどの利益を上げている勝ち組トレーダーです。今風に言えば「億り人」です。

勝率60%ということは、100回トレードするうち、40回は負けないと株で成功できないんです。(※ちなみに勝率60%のトレーダーって相当な実力者レベルですからね!

あなたのノルマは、60回勝つことではなく40回負けることです。40回負けトレードの先に「60回の勝利」と「増えた口座残高」がある訳です。私の売買ルールは、もう少し勝率が低いものですが、基本的には、こんなことを考えながら負けることを楽しんでいます。正しく負ける。うまく負け続けると…自然と口座残高が増えているんです。悪くないですよね?(苦笑)

「3歩進んで2歩下がる」って言葉がありますが、株式投資で成功する為には、勝つことばかり考えず、上手く負けることを目標にすると良いかもしれません。

関連記事:株初心者が知るべき株で儲かる割合・成功と失敗確率

バイアスに負けない為のワンポイントアドバイス!

私は、トレードで勝ったから喜ぶのではなく、決めたルールを守れたら、喜んだり、自分を褒めてあげるようにしています。簡単にできることではないかもしれませんが、こうした謙虚さは、勝てるトレーダーになる必須条件だと常々感じます。

騙されたと思って、次に紹介する「資金管理術」に倣って、試しに50回負けることを目標にしてみてください。今日から、負けることを目標にするんです。おそらく、勝つことばかり考えて、失敗を繰り返していた方は、今のトレードを続けた時より、結果が付いてくるはずです。また、確かな手応えを感じることができるはずです。(私は実験したことがあります。)

どうですか?こう思うと、肩の力を抜いてトレードできそうじゃないですか?

株で失敗してしまう理由「その2:リスクマネージメント(資金管理)」